出島テクニカル・ワールド 「活用方法」と「基本的な考え方」

テクニカル・ワールドでは毎日(毎営業日)推奨銘柄が提供されます。しかし推奨銘柄の全てが約定出来る訳では有りません(全ての推奨銘柄で約定を狙っている訳では有りません)。積極的に売買をしても良い投資環境も有れば、一歩二歩引き気味に慎重に対応した方が良い投資環境も有ります。相場状況は多種多様です、相場には色々な局面が有り、可能な限りリターンを追及しつつも、可能な限りリスクを管理する、このような考え方を基本ベースに持ち、毎日銘柄を推奨しながらもリターン追及とリスク管理を両立して行くにはその時々の相場状況に合わせて、何処で約定を狙うのか?約定を狙う価格(待ち伏せ価格)を調整する事でリターン追及とリスク管理のバランスを調整すると言う対応が必要になります(買えれば良し、買えなくても良しと言う考え方もリスク管理の一つ)。

時価近辺で約定を狙うのが良い時も有れば、少し離れた価格で待ち伏せ対応で約定を狙う場合が良いケースなど、何処で約定を狙うかは最終的にはリスクに対する考え方で決まって来ます。リスクを無視すれば常に時価近辺で攻めると言う事で良い訳ですが、それでは現実の株式投資においては投機性が高くなります。待ち伏せ対応の場合は当然約定出来ないケースも出て来ますが、それはリスク管理の結果であり、資金を失う訳では有りません、資金が残っていればいつでも次のリターン追及の行動が取れます。

1つ1つの投資結果も重要な事ですが、本当に重要な事はトータルでの投資結果です、小さな損失なら挽回するのもそれ程大変な事では有りませんが、一度大きな損失を出してしまうと下手をすれば株式投資から全面撤退と言う事にも成りかねません。一定のルールに従って判断し、例えば損失が2、利益が3、このルールで10戦5勝5敗なら負けは―10で勝ちは+15となりますので差し引き+5の利益となります。

4勝6敗の負け越しでも負けは―12で勝ちは+12となりますので差し引きトントンでチャレンジした結果損が無ければ御の字と言う結果になります。もちろん10戦5勝5敗以上の勝率ならその分だけ利益も増えると言う事になります。 これは1つの例、考え方ですが、出島テクニカル・ワールドではこのような考え方を基本ベースに投資アドバイスを提供しています。

投資家心理としては、上昇するとまだ上がると考え、逆に下落が続いてもいつか戻ると考える傾向が有ります。簡単な言い方をすれば、上昇しても下落してもなかなか手仕舞いすると言う決断が出来ない投資家が多くいるのも現実です。1つ1つの投資結果にこだわればこのような状況からは脱却出来ません、先にも書いたように本当に重要な事はトータルでの投資結果です、10戦5勝5敗でもトータルでプラスになる投資が出島テクニカル・ワールドが目指す投資手法になります。当然勝率が上がればその分だけ利益も大きくなって行きます。

基本的な考え方をご理解頂いた上で具体的に出島テクニカル・ワールドをどのように活用するのが良いのか?作業の流れを、順を追って説明して行きたいと思います。

まず、出島テクニカル・ワールドトップ画面上部の「本日の提供銘柄」を確認、何処の館の情報が更新されているかを確認して個々の更新コメントをチェックする。既に推奨済みの銘柄のアフターフォローも更新情報が有ればここに表示されますので要チェックとなります。

基本的には日々提供される銘柄全てに投資する事が前提になります、株数は最低単位、1000株又は値嵩株であれば100株、更に良いのは全ての銘柄への投資資金、金額を同程度にすると言う事。200円の株を1000株、2000円の株なら100株(共に投資資金額は20万円)と言うように、同じぐらいの金額にするのがリスクとリターンの平均化に繋がります。

完全に同じような金額にする事は現実的には不可能ですが、ここは大体で良く、そのように心がけると言う事で良いと思います。例えば、株価400円、300円、200円、100円と言うように続いても平均すれば250円です、推奨する時に可能な限り価格が平均化するように考えていますので、過度に考え過ぎる事無く、基本はそう有れば理想的と言う感じでご理解して頂ければ良いと思います。

1ヶ月約20営業日ですので、1ヶ月の投資対象銘柄は約20銘柄になりますが、推奨した銘柄が全て約定する訳では有りませんので(推奨したものの約定出来なかった銘柄は時期を見て推奨を取り消し、後日再推奨すると言う対応を取ります)、半分が約定すれば10銘柄、相場状況によって多少のプラスマイナスが有ると思いますが、平均すれば1ヶ月の約定銘柄は10銘柄+−と言う事になると思います。しかし最大でも推奨から1ヶ月経過すれば順次手仕舞いの時期を迎えますので、利食い、損切りで古い銘柄は手仕舞いが進み、同時に新たに約定した銘柄がポジションとして追加されて行きますのでポジションの総数は有る程度一定になります。

1ヶ月を経過した後は同じ事をただ繰り返して行くだけです、新規の投資と過去の投資の手仕舞い、日々推奨銘柄とアフターフォローをチェックして情報が更新されていればアドバイスにしたがって対応して頂ければ出島テクニカル・ワールドを有効に活用して頂けると言う事になります。

1つ1つの投資結果も重要な事ですが、本当に重要な事はトータルでの投資結果です、手堅く利食いをする事、損切り設定価格を切れば迷わず見切る事、小さな利食いを繰り返せば大きな利益になります、小さな損失で抑えればいつでも挽回は可能です。負けない投資ではなく負けてもトータルでは利益を得る投資、それが出島テクニカル・ワールドが目指す投資手法になります。

最後に、短期回転売買をメインにしながらも資金の一部で長期的視点での投資も有効なケースが有ります。「材料株・戦略的中長期投資の館」から推奨する銘柄は、長期的視点で見た場合にこのような対応も一考と言う感じで投資アドバイスをコメントしています。メインは短期回転売買、資金の一部を使って中長期投資を併用する事で少しは投資の幅が広がると言うメリットも有ります。